東京ではないある県に出張に行っていた私は待ち合わせの時刻より大分早く目的地に到着してしまったので優雅にunkoTIMEをしようと駅のトイレに行った。
よほど余裕があったのか便器に座ってブヒブヒブヒとした後に携帯電話をカチカチといじり終えた後にやっとこさお尻を拭こうと思ったのであったが、
・・・・・・トイレットペーパーがどこにも備え付けられていない。
東京の駅のトイレは昔に比べてトイレットペーパーがきちんとあるところが多く、あるものだと思い込んで入ってしまったようだ。
とりあえずトイレットペーパーがなかった事実よりも大事なのは後始末をどうするかというところである。
カバンの中をごそごそとまさぐると出てくるのは以下のアイテムであった。
・眼鏡
・筆箱(シャーペン、ボールペン、消しゴム)
・ノート
・目薬、リップなどが入った袋
・手帳
・社員証
どう考えたって手帳かノートしかないっしょ。
問題は手帳かノートどちらかを使うかというところ。
ノートの1ページに対して手帳の方が明らかに手ごろで破りやすそうだ。
というか手帳を全く使っている形跡がないので手帳しかないだろう。
とりあえず決心はついたので手帳を1ページ破りお尻を拭いてみた。
いたっ
やばいぐらい紙が硬い。
更に言うと拭き取り能力も明らかに低い。
あまりのクオリティの悪さにノートにしようかなぁと悩んでみたものの・・・。
変わるはずがないのは見え見えじゃないか・・・。
気合で拭きまくってやると4ページほどを破り一気に拭きまくった。
お尻はヒリヒリするが意外と満足するレベルは拭き取れたように感じた。
とりあえず手帳の限界はこんなものだろうとトイレは終了した。
水性ではない手帳の紙が流される様は悲しみが混じっていた・・・。
-----------------数時間後-----------------
お昼過ぎになり、すっかり手帳でお尻を拭いたことを忘れていた私は思い出したかのように大便をしにいった。
とりあえず踏ん張る前にトイレットペーパーでお尻を拭こう。
ふきふきふきふきふき。
ふきふき
ちらっ
真っ茶色のトイレットペーパーが
そこにはあった・・・・。