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深紅に染まる闇の中で

深夜、闇の中を1人で歩いていた。
ちょうどお店も何もなく、ひたすら真っ暗な所を歩いていた。
ちょっと怖いなぁ、等と毎度ながら思うがいつもの帰路なので不安はない。
それにこの先にはミニストップが有り、ほんの少しだけ明るくなる。
ミニストップの前を通る。
あ、ハロハロの新しいのこんなに一杯出てたんだなとふと思う。
何度なく通っているのになんで気付かなかったのだろうか。
しばらく歩いた、さっきよりも薄暗くなった気がする。
男が1人、目の前に立っている。
といっても通りかかった時には真横に来る感じなので目の前というのは少し語弊があるかもしれないが・・・。

男の真横に来た、チラッと見てみると恐ろしく怪しい顔をしている。
特に恐ろしいのはその眼光で明らかに殺意がある。
ん?右手にカッターを持っている。
あれれ?なんか昨日ニュースで周辺で切り裂き魔が出没してるってやってなかったっけ・・・、確かカッターか何かで切りつけられたって・・・・。

・・・と思った瞬間にその男は右手をこちらに振る動きを見せた。
それに気付いた俺は即座に左手で相手の右手首を押さえた。
やっぱりコイツか!などと思う暇すらなく、手首を思いっきり捻ろうとした。
しかし圧倒的に力負けをしている、というよりも俺自身に力が全く入らない。
男は押さえられた手首をそのまま右手を俺の左手に切りつけてきた。
鋭い痛みが走った。
完全にこのままではやばい・・・だけどまだ利き腕が生きている!
と思い右手で振りかぶろうとした時だった、男の左手にも刃物が握られていた。
男は俺のその動きよりも早く刃物を腹部に刺した・・・。
痛烈な痛みと共に絶望感が込み上げて来た。

このままでは死ぬ・・・。誰かに助けを呼ばないと、大声で呼べばコンビニの店員が気付くかもしれない、そう思って大声を出した。
ky・・・。
こ、声が出ない。全く持って声が出ない。
もう一回だけありったけの力を振り絞るんだ。


うわああああああああああああああ

気付くとベッドの中で叫んでいる俺がいた。
24日にこの夢かよって思ったけど痛みとかリアル過ぎたので本当に夢で良かったと思った。

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2006年12月25日 22:36に投稿されたエントリーのページです。

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